スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Jyun'rei

 初夏 の 日差し

   惜しみな く

     世 を 照ら し

子ども等 は エネルギー の 塊

   木々 の 若芽 は

     柔かい 伸び を して

  街 行く 人々 の 服装 

      は 軽く
      
          煌めく 世界



        

               なのに 辿り来た 道

                  あまり に 失っ た

                      もの 多く

                 胸 は 重たく

                    ふたがれて い る






       一つ 一つ の 地名

                に

            失くし た
             
             もの も

          名 を 刻 み

      刻みなが ら

        気が付け ば

          私 は 一人

             「そこ」 に いた








                      鍵 の かかった 部屋 の 中

                      女 が すすり泣いて い る

                      か細く 低く 噛み殺した 声

                      で

                      すすり 泣いて い る

                      息 付く 間 も なかろうに

                      語尾 を のばして

                      すすり 泣いて いる








 漏れ来る 声 を 細い 指

             で

          なぞ り

         形 作 り

           梳 り

        青い 腕 で

        抱きしめ て

      頬 を 寄せ て

     キス を する と


              甘く 懐かしく

                狂おしい ほど 

                  愛しい 味 が する


                            漏れ来る 声 を 抱いた まま

                            大きな 扉 押し開き

                            雲 一つ 無い 大空 へ

                            精一杯

                            解き放と う


         女 の 声

          体 に 絡み

       付 き 共 に

            行こ う

         と 甘美 な

             誘 い

        逆らいた い

          逆らえな い

            逆らいた い

          逆らいたくな い








                   眼前 の アスファルト

                   重い 音 立て

                   柔かい 体

                   優し く

                   受け止め た




                   女 の 体温

                   が アスファルト

                   に 有機物

                   の 温かさ
                   
                   与えてい く








         自ら の 名

            刻 む

              た め

                 重い 時

                   引きずって

                     明るい 日 の 中

                       歩き だそう か














これは父から聞いた話です。

何かの席で万歳三唱をやらなければいけなくなり、気の良い方が引き受けたそうです。

「○○さんの××を祈って。

バンザーイ!

ファンサーイ!

??????

その方総入れ歯だったらしく、最初の万歳で気合入れ過ぎて落ちてしまったそうです。
一同、笑うに笑えず、みな下を向いて笑いをかみ殺していたそうですm(__)m


ここまで読んでくださってありがとうございましたm(__)m
どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。


にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

循環

満ちる時

  緩やか な うねり

 シャップ  シャップ

シャップ  シャップ

    人 が 作った

         模造 の 岸辺


      文句 も 言わず

           潮 は 洗う

    シャップ  シャップ

       シャップ   シャップ



           陽 が 落ちて いく

             海 の 上 

         に 陽 が 落ちて 

                 い く






      細かく 砕いた ガラス

           何億 もの 破片

       様々 な 角度 

             を 持たせ

  海 の 上 ばら撒いて

         日没 の 光

             を 受けさせ よう

                   と




      紫色 に

        赤色 に

   緑色 に 

    青色 に




             シャップ   シャップ

       シャップ   シャップ




              海 は 揺れて

           暗く 輝く

          海は 揺れて

            黙って 輝く






     ~  ~  ~ 

                ~  ~  ~      

                            ~  ~  ~ 

                                          ~  ~  ~




   岸辺 に ゆっくり

   腰 降ろす とき

   時 も 満ち

   父 と 二人 並んで

   座った あの 窪み

   そこに 骨 を 埋めて ほしい

   と

   孤独 な 人 が 呟いた

   その 呟き を 拾い上げ


    
                  そっと

                  耳たぶ
                 
                  噛 む 時 に




           海 は 私 を 包み込み

              沖へ 沖へ と

            流し行 く

              ゆら ゆり 揺れて

              ゆり ゆら 揺らさ れ





      振り返ると

      もう

      岸 は 見えな い


   シャップ    シャップ


         シャップ     シャップ


        船板 を 叩く


            シャップ   シャップ

                    シャップ    シャップ

              波 の 音


     シャップ   シャップ

          シャップ    シャップ


        体 に 纏う

            海藻 の 揺らぎ



     私は 船底 に

         身 を 丸め


            胎児 の ように

             指 を 吸 う


            胎児 の ように

             目 を 閉じて

      
            胎児 の ように

              満たされ て


            胎児 の ように

              眠り ゆ く














 

                
            



小さかった頃、大人数で高知県の土佐に遊びに行ったことがあります。
すごく自然が残っているところで、お昼時になるとおばさんが「行ってきます」と釣竿しょって、人数分のお魚を釣ってくるようなところでした。

泊まった家の目の前には幅2mほどの枯れた川がありました。高さは7,8mだったと思います。
その川の対岸には木が鬱蒼と茂り、蝉がワンワン鳴いていました。

弟がどうしても蝉がほしいと言ったので、対岸の蝉を父と父の友人が二人がかりで採ることになりました。

そして、なぜか、

体格のがっしりした友人が捕虫網で対岸の蝉を採る係り、やせっぽちの父が友人を後ろから支える係りになったのです。

結果。

弟:「お姉ちゃん、パパとパパのお友達が川で寝てる!」
私:「川に水はないでしょ。お昼寝してるの?」
弟:「違う、なんか二人で寝てる!」
私:「・・・・・」

見に行ったら、二人とも枯れた川に落っこちていました。
そして救急車で麓の病院まで運ばれて、何事も無く宿まで帰ってきたのでした。

父は「おまえが蝉なんてほしいって言ったからだ!」と怒っていましたが、

私たちは、

役割分担間違えただけでしょ、ばっかみたいと、口には出さずとも一同思ったのでした。



ここまで読んでくださってありがとうございましたm(__)m
どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。


にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

無意識に関する一考察

背後 で 呪文

   を 唱える 声 が

 体 の 芯

   を 貫き 揺るがす






                  人 で 溢れる

                  こ の  街中

                     な のに




          なにゆえ     今

                背後

                       に

                          いるの か






                              祈り を 捧げよ

                                   跪 け

                              頭 を 垂れ よ

                              項 を さら せ

                        その 黒髪 灰色 に 変わり
                          
                                 行く まで






        断罪!

        胃袋 の 中 から

        贖罪!

        膨れ上が る

        魚 の 内臓 の ような

        光

        言い放たれ た

        声

        幾重 にも

        木霊 して

        今 を 聞け

        明日 を 望むな




        脳髄 の 全て が 支配 されて 行く






        。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。






       小さな 小さな

       吐息

       漏れない よう

       そっと

       吹き飛ばし て


       青 とも 水色 とも 灰色 とも 白 とも

       つかない

       空 

       吐息 が 漂ってい る


       
       気づかれない よう

       吐いては 飛ばし

       吐いては 飛ばし



       呪縛 から 解き

       放たれ よう と






       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







       跪いた 項

          に 一瞬 冷やり と

             風 が 吹き抜 け



       倒れゆく 体

          血 の 泡 を

             吐きなが ら






何事 も なかったか

         の

      よう に

 人々 が 歩い て

       い る




         「何事もなかった」

         そう 言いながら

         立ち上が る 体

                が

         たくさんの 透明                                     
                な

         球体 に 包まれ

                る

         自由 に なった

               意志 に 弄ばれて









                  背後 に 呪 文

                

                       を

    
              唱え る 人 の



           群 れ















今日も思い出話を一つ。
実家には祖母がおりました。なかなか厳格な女性でありました。

祖母の妹が、泊りがけで遊びに来たことがあります。
祖母の妹は、朝はトーストとコーヒーと決めていた人でした。

朝ごはんの最中、祖母の妹がコーヒーを一口飲むと、

ングッ!

声を詰まらせました。
そして、「淹れ代えてもらえる?」と申しました。
「良いですよ~、でも、どうなすったのですか?」
お砂糖とお塩、間違えて入れちゃった・・・

あ~、それは飲めませんね。

と、すかさず祖母が、

自分で間違えて塩を入れたのだから、最後まで飲みなさい!」

ぐうの音も出ない祖母の妹。
そのコーヒーを飲みほした後で、
「今度はお砂糖入りのコーヒーをください。」
と、申したのでございます。


ここまで読んでくださってありがとうございましたm(__)m
どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。


にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村    

欲望

純白 な 中

   毅然 と して

      紅 の 花弁




一枚 ず つ

   滑らか な 窪み

      に 蜜 溜めて


ねっとり 絡み付 く

   甘い  か お り

      漂わせてい る






                   思い 鉛 の 塊

                         に 圧迫 されなが ら

                   折れない よ う

                         精一杯 か細い 腕 を

                            張り上げて いる






    どんな よりどころ も

       必要 と しない

    どんな なぐさめ  も

       必要 と しない

    どんな ほめことば も

       必要 と しない






                 全て の 判断 

                 他者 に 委ね









                     重たい 風 

                        に 口 を 塞がれなが ら

                     散らない よう

                        精一杯 小さな ガク

                          噛みしめてい る






それは 抵抗

   それは 祈り

      それは 斉唱
  
         それは 孤独

            それは 統合

               それは 絶命

                  それは 誕生

                     それは 死滅

                        それは 虚空

                           それは 無知

                              それは 叡智


              それは 審美

                 それは 審判

                    それは 

                      それは 傲慢

                         それは 儚さ

  






                 土 の 下

                 しなやか な 根

                     行先 を

                       確かめ なが ら

                 湿り気 の 中心 へ

                 湿り気 の 核 へ

                     それぞれ の

                        足 を 伸ばしている

                   巧妙 に 絡みあ い

                     なが ら

                   言葉 の 無い

                     悦楽 味わ い

                   泥 を 嘗めるよう 

                           に

                     這って い る

                        白い 體

                   を

                   覆ってい く

                      紅 の










これは悪い子の告白でございますm(__)m
私には弟が二人います。
一番下の弟は何かにつけて、足手まといに感じていました。
ある日、近所の子ども達と遊んだと時のこと。
遠出をすることになりました。
そこで、みんなの共通の頭痛のタネになったのが、我が家の一番下の弟。
何とかしてケムに撒こうということになりました。

みんなで優しく、

「かくれんぼしよう!」

弟は大喜び。

後はご想像の通りです。
弟が隠れたのを見計らって、みな一斉に自転車でダッシュしたのです^^;

残された弟がどうしたのか・・・それは記憶にありません。
親に叱られた記憶も吹っ飛んでおります。

良い子の皆さんは、こんな悪いこと真似しないでくださいね~(^^ゞ




ここまで読んでくださってありがとうございましたm(__)m
どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。


にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村 

Emergency

肌 と 肌 

    を

    へ だ て る

  薄い 膜


           片側 で は

           緻工性 の 極み

           を

           膜 から 伸びた 金属

           が

           冷たい 速度

           で

           成し遂げて 行く






片や こちら側 で は

       粘膜 も

    筋 も 肉 も

      曝け出 し

       原始 の

        リズム

          が

  波 打って い る






                     お互い の

                     血 と 血

                     を
             
                     まみえ ぬ

                     そのこと で

                     「約束」 が

                     なされた 





          と 一枚 の 紙きれ

                   が

                厳か に

                  高笑 い

                    してい る






          唯一 の 術

               は

               その 紙 を

                 頭上 高く 押し頂いて



          
           相まみえぬ と 誓った 血

           で

           紙 の 端

           赤 く

           汚 す

           こ と




紙 が 赤く 染まる に つれて

       呻き声 も 収まり

紙 が 赤く 染まる に つれて

      苦痛 に 歪んだ 顔

       平穏 を 取戻 し

紙 が 赤く 染まる に つれて

       新雪 が 積もった

         か の ごとく

     初々しい 呼吸 が 喉

            を 潤す








                紙 が 指 から 離れない・・・  







      もう 十分 に 浸み込んで

          滴り 落ちる 血液 が

              ポターン  ポターン

                  と 響いて い る








                 

                  無理 に 剥がすと・・・








        フワリ と 

            意地 の 悪い 声

                 空っぽ の トンネル 

                      で 木霊 して いる






振りほどこう と 激しく 手首

                 振って は みた が

食い止めよう と 固 く 指先

                 押さえ て みた が






                  青白い 蛍光灯

                  揺らめく だけ

                  出口 も

                  入口 も

                  闇 に 吸い込まれた

                  無人 の

                  トンネル








夜更かしをしてしまった同居人。
いろいろやらかしてくれるのですが、先日の朝はこんなことが・・・。

本当に眠そーうに鞄を背負って、ドアを開け、

「おやすみなさい。」

素で言い間違えてました。
オイオイ(-_-)/~~~ピシー!ピシー!





にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村 

Watching

 

  オレンジ の 爪先

      金 で 装飾 し

ひと時 の 享楽

    味わう  笑顔



           様々 な 指先 が

           白い 面 に 向かって
   
           「個」 を 

           刻み 付けて い る


    刻み 付けられた 痕 に は

       楽しみに満ちたもの も

               あ り

       苦しみに満ちたもの も

               あ り

        喜びみ満ちたもの も

               あ り

       悲しみに満ちたもの も

               あ る

        自信に満ちたもの も

               あれば

     泣きたい程にひ弱なもの も

               あ る





                 その 痕 を 一つ一つ

                 指 で なぞって

                 各々 の 質感 体温

                 を

                 感じる ため に

                 部屋 の 中 を

                 歩き 回る






                          近づいて

                   緊張 する もの

                          近づいて

                   歓喜 する もの

                          近づいて

                   萎縮 する もの

                          近づいて

                   隠蔽 する もの





    

                  逃が す

                      こと は

                         できな い




其々 の 進捗具合

探るため

深度計 を 持って

長い 鞭 の よう に

硬い 円形 の 中

柔かい 内部

そして 更 に

  奥 の 伝達部

     に  ま  で

        滑り 込ませ る





傷口 を 縫合 した 糸

           の

        よう に

        一息 に

      抜き取る 時

 底に 絡み付いて いる

        もの 達

        それらの

         鮮 度

           に よっ て

                 正し い 配置換え

           を 施した のち

                 再び 部屋 の 中

                    歩き 回 る

                 オレンジ の 爪先

               輝き 具合 を 蛍光灯

                         の

                      明か り

                         で

                         楽
          
                         し

                         み

                         な

                         が

                         ら

          閉じられた部屋の緊密な

                         時

                今 しばらく 続 く
                          










数年前の話です。
雨降りの日に傘をさして歩いていたら、いきなり後ろから、

ドン!!

すごい衝撃で、傘を蹴飛ばされました。

何?!

振り返ると、ホバリングしているカラスと目が合った!
黒地に白い線の傘の模様がお気に障りました?(^_^;)
そっと、傘をつぼめようとしたら、再び、

ドン!!

傘を蹴飛ばしたカラス。
怖かった~!
公団の横の一本道だったのですが、道の外れまでカラスの追跡は止まず。
結局、都合3回の蹴りを喰らいました(ーー;)

それから、しばらくその道は使いませんでした。
世の中には人間よりも強いものがいる・・・当たり前のことを思い知らされたでき事でしたm(__)m


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村 

Anger

透明 な 蝶 

   が 部屋 に 入って きた




          蝶 なんて いない

          皆 そう言う から

          それは 透明なはず

                  




                 透明 な 蝶 は

                   窓辺 を 漂い

                      出窓 の 造花

                         に とま り

                            大切 な 

                               写真立て の
                             
                                  前 に 来た

                 羽 を ヒラヒラ させなが ら

                     こちら を じっと 見ている








              そんなもん うっちゃっとけよ

              そんなもん うっちゃっといて

              一緒 に 行こう よ




        蝶 

            が

               
                語り

     
                    かけ


                         て


                              いる






             大切 な 写真立て を 遮り ながら

                  蝶 が 語りかけ て いる








自分 の 顔 
  
     黒く 塗って

         シャッター を 切った

             たった 一枚 の ポートレート




                 自分 で ある こと 

                          を

                     忘れよう と


                     忘れながらも

                 存在は 認めよう と

                      
                  自分 に 向け て

                シャッター を 切った

                    あ  の  時






その 時 から

ここ に いる






               退屈 に なる と

               呼吸 を 数え

               脈 を 数え

               喉 を 震わせ

               指 を 折って

               自分 の 体 で 遊ぶ




       だから・・・


   
                お前 なんて いらない!!






蝶 を 掴む 

     と 握り 潰し

           足元 に 投げ 捨て る

蝶 の 体

     を 靴底 で

           踏みにじ る 

                鱗粉 が 舞い上が る





               鱗粉 は もう 山 と なっている!!








                    コトリ と 小さな 窓 が 閉まる













私はアルコールに滅茶苦茶弱いです。
ケーキでもアルコールをふんだんに使っているものを食べると酔っ払います。

さて、過日のこと。

なんとなく頭が冴えて、寝付けそうになかったので、日本酒をおちょこに半分飲みました。
それくらいならOKだろうと思ったのです。
4,5分すると、
おお!!酔ってしまった!!フラフラする!!
ここまでは良いとして、何気なく鏡を見ると、

目が据わっている!!!
見事に目が据わっているではありませんか!!

同居人を呼んできて「私の目、据わってない?」と聞くと、ただ一言、

「は、は、早く寝てくれ~!!!」

絶叫したのでございますm(__)m


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

続きを読む

びにーる人形  -語らい編ー

心地よく屈伸するリーバイスの505に

(これ、バイトで買ったんだ)

ヘインズの黒のTシャツ

(俺って、結構決まってるよな)

真っ直ぐ伸びる軽く日焼けした腕

傾けて公園のコーナー

曲がろうとしたら





ちらっと視野の片隅に

また見てしまった

ビニールの人形がブランコに乗っている

圧力がかからないから綺麗な割れ目を保っている尻まで

何しろ浮かび上がらないように必死で鎖握っている掌まで

パンパンに折り曲げた膝頭まで

気付いてくださいと訴えかけてくる後頭部まで

また見てしまった





反射的に無視しようとしたら

ギィーって鎖の音  立ち上がろうと

更に屈んだその腹の丸み

見事に突き出されたでっかい洋ナシの尻

少し傾いたつるつるの項

球体の塊が迫って来る気配





慌てて 自転車横倒しにおいて

隣のブランコに腰掛けた



俺、黙っていたら

軽いでしょ

って いきなり

えって 横向くと

軽いでしょ

って

俺、仕方なく

そうだねって

すると、今度は

大きいでしょ

って

だから、俺、もう一度そうだねって

同じ返事重ねると

おもむろに

判るでしょ

って

俺、面食らって

何がって

判らないよって

すると あてつけがましく

フ―ッ

って

だから、俺、

判んないよって

重ねると

いいんです

って

足先で砂にのの字なんか書いてやがる

だから

軽くて大きくなったことなんかないから俺、判んないよって

もう一度

すると、前向いたまま

小さな声で

珍しいでしょ

って

大きくて軽いなんて珍しいでしょ

って

囁くように

それで、おれ

あっ、デブだけど軽いことって

聞くと

デブは余計ですけど体脂肪少ないと思います

って

体脂肪って今はやりの奴ね

でも、ビニールって電気通さないから測れないし

だいいち 脂肪なんてあるわけって

考えていたら




沈黙

しばらく沈黙

もっと沈黙





ひたすら沈黙

ずーっと沈黙




ふと腕時計見ると
あっ、もう30分も経ってるじゃん

俺、バイト行かなくちゃって



すると

いいですよね

って

時計なんか持っていて、いいですよね

って

食事もしないし、テレビも見ないし、お風呂も入らないから

時計要らないけれど

いいですよね

って
 



言い残して

フワフワ行っちまった




慌てて辺り見回したけれど

だれもいなかった



今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

続きを読む

びにーる人形   -出会い編―

振り向き様に見てしまった

ビニールの人形が洗濯を干している

その楽しそうな無表情まで

膨らんだお腹をかがめる窮屈そうな姿勢まで

宙に浮かないよう精一杯張り付いている平らな足まで

背中の合わせ目がパンパンに張っているわずかな窪みまで

振り向き様に見てしまった





人形と目が合った

体積だけはやたら喰うのに質量の無い

現実なのかまがい物なのかも判らない

おまけに真っ直ぐ前しか見ない

黒い円に白い星一つ浮かべている

人形の目と 目と目が合ってしまった




そいつは

こちらへ来たい

(来たそう)

だった




こちらは

そいつに来てもらいたくない

(あくまでも)

のだった





というわけで

慌ててこちらから乗り込んだ




ビニールの張りぼてが語るところ

(語ったと思われるところ)

生まれたときから

(作られたときから)

まったく顔が変わらない

(むしろ色褪せていく)

おまけに地味な顔立ちをしている

(のっぺら棒に近いかも)

自分も化粧をしてみたい





真っ直ぐ前しか見詰めない

直径十センチもあろうかと思われる

正楕円に迫られてはたまらない

取り急ぎ家に帰り化粧道具一式




さあ、はじめようか



 
張りぼてのやつが言うには

(言ったと思われるには)

男性化粧品だけじゃ足りません

十センチの目玉が十三センチに迫って来る





取って返してお袋の化粧道具一式

泥棒猫よろしく持ち出して





さあ、こんどこそ





ポーチを開き

中を覗き込み

うあっ、お袋のにおい

(ちょっと ぞくぞく)

それでは眉墨から

うあっ、お袋のかたち

(ちょっと むずむず)

次はアイシャドー

うあっ、お袋のいろ

(ちょっと もやもや)


次は口紅

うあっ、おふくろ
ポーチの中から




真っ直ぐな目 四つ




おふくろ ふたり

(ビニールの張りぼて二体)

腰をかがめて洗濯干している

うあっ!




今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村  

続きを読む

Jyusui

新鮮 な サレコウベ

   を 拾った の で

水道 で

ジャバ ジャバ 洗お う




           大切 な 「もの」 は

           サレコウベ の 「中」

           に
         
           あった かも しれない

           で  も
          
           本 当 に 大 切 だ っ た の か し ら ?





 ウ フ   ウ フ フ


   
     サレコウベ には 大きな 穴

     が ある

     から


     右手 の 人差し指 差し込んで


     
         ウ フ     ウ フ フ



クルクル 回して

遊んで しまおう か




   
         この サレコウベ

         菜の花畑 の 端っこ

         で

         カクン と

         頚 を 垂れて いた


         小さな 蟻 が

         びっしり 貼り付き
   
         サレコウベ の 上 犇めいて いた

  
         そんな ちっぽけ な 蟻さん達 を

         追っ払う こと も できず に

         ただ 頚 を 垂れて いたん だ

         だから

         私 は 拾って やった の




おうち に 着いたら

お水 を ジャバ ジャバ かけた

蟻さん達 は アワアワ 溺れて いった




        今 真っ白 な サレコウベ 

        を 前 に

        ニッコリ 微笑み かけてみる

        何 も 語ってくれない けれど
 
        口元 に 耳 を 近づける と・・・



 
   ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê  ߀ïÕåŴê
    





グジュ グジュ グジュ グジュ

  耳慣れない 言語 が
 
     グジュ グジュ グジュ グジュ

        か細く しかし 力強く 粘り強く

            何 か を 話した が って い る

                グジュ グジュ グジュ グジュ




    グジュ グジュ グジュ グジュ     グジュ グジュ グジュ グジュ



                 サレコウベ の の 眼窩

              泡立 ち  始 め 

          泡だった 液体 流れ 

       を 作り

    サレコウベ の 頬

湿らせ て  い く



     


            頬 から 項

            項 から 床

            湿って いく


          

            頬 から 項

            項 から 床

            浸込んでいく




            気が 付けば

            部屋中水浸し






天井 から は 一足 早い

「梅雨」 の 雨 

シトシト 降って いる




            冷たい 雨 から サレコウベ 

            を

            守って やる ため

            胸 に 抱いて



            透明 な


            泡 の

        
            中 で


            溺 れ

            て

            い


            く 










先日の夜、同居人におやすみなさいを言おうと思ったら、口から出たのが、

おつかれなさい!

でした(^_^;)

どうやら、お疲れ様とおやすみなさいが混ざったらしい。
一日の終わりにどっと疲れると言われてしまいました(ーー;)


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村  

現での対峙

白い 体 を した 人々 が

揺らぐよう に

野良仕事 を している

陽 の 加減

に よっては

ときどき 背景

が 透けて 見えそう

な 程 に 白く 華奢 

な 体


         誰 一人 喋らない

         誰 一人 音 を 立てない

         誰 一人 汗 を かかない

         誰 独り 休まない


   ただ ひたすら 

   鍬 を 降りおろし

   鋤 を ふるう


                  そこに 何 を 植えて

                  そこで 何 を 育て

                  そこで 何 を 収穫し

                  そこで 何 を 行うのか




                  収穫祭 は?

                  実り を 誰が 食む の か?

                  誰 の ため

                     何 の ため

                        何 を

                            育てて いる

                               の か




         ふっと 横 を 見た
 
         白い 人 の 目

         あまり に 小さく

         微かな 窪み

 
         口 には 唇 すら

         無い ような 小さな 穴


         その 顔 は

         悲しげ で ある

         と 同等に

         可笑しく も ある







こちらの 気配 に 気づいた 白い人々 は

鍬や鋤 を 捨て

地面 に 直立 して いる

目 も 口 も 閉じて 直立 して いる







    それは まるで エノキダケ が まばら に 生えて いる かの よう た






                    白い 人々 が 耕して いた 所 へ

                    白い 人々 を 踏まぬ よう 向かう




    小さな 小さな 窪み が あった

    窪み の 中 には

    見知った もの が

    これは




    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    


    そ う、   こ れ は

    先 月、   亡くなった

    私 の、   顔   だ




                目 を 見開き

                眉間に 皺寄せ

                何 か 言おう

                と 力 尽きた

                私 の 顔 だ


    捨て置かれた 鋤 や 鍬 を 拾い

    顔 に 泥 を かけて やろ う






           スイッチ が 入った かの ように

           けたたましい 笑い

           が 

           腹 の 底 から

           込み上げて

           息 も できず

           涙 も 止まらず

           笑って 笑って 笑って

           笑いぬいた 後




           その 鍬 で

           両 の 目 を 潰す




           顔 は たちまち 紫色 へ

           と

           変色 した のち どんどん

           萎びてゆき、 訳の分からぬ

           黒い 種子 が 一粒

           そこに 「在る」




           種子 の 上 に 一本

           の 墓碑銘 立てるとき


           白い 人々 の 歓声

           が 上がる




           「おまえ たち の たべもの だよ」




                     そう 言い捨てる

                            と

                          河 原


                            の

                        
                         向こう岸


                            へ


                          渡 り

                       
                          行 方


                            く

                            ら

                            ま

                            し

                            た









先日、同居人が「洗濯物ある?」と私の部屋へ入ってきました。

「 俺、危ないんだけど・・・ 」

その姿を見て、

「 マジ、危ない!! 」

と思わず叫んでしまいまいした。
そんな恰好でいたら、公序良俗に反して逮捕されちゃうよ(ーー;)

上は白いランニング、下は・・・ご想像の通り、丸腰で大事なところはタオルを丸めて隠してありました。
それもオレンジ色のタオルで。まっ、親しき仲にも礼儀ありなんでしょうが。

それにしても、着替えには困らにようにローテーションを考えて洗濯しているし、事件の2,3日前には大量のトランクスを同居人の部屋に運んだのですが・・・。

翌日、洗濯機のカゴを見たら、1枚しか出ていないトランクス。
私は知らんぞ!と思った次第でございます。



今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村         

                  

泥の中の天啓

人気 の 無い

石段 の 下

冷たい 泥 を 搔き集 め

体 の 火照り 



取り除 く




      白い 体 を 丸めながら
   
      奥へ 奥へ と 身を潜め




      逃げる た め

      生きる た め

      夢見る た め

      眠 る た め





             頭上 では

             子ども達 の 話す 声

             鶏 が 行きかう 足音

             虫をついばむ 嘴 が

             コツコツ と 地面 を

             叩く






        誰にも 見つからない よう 

                    に

        更に 奥へ 進もうと 体を

        滑らせ た とき そこには

  
        異時代 の 抜け殻


        道 を 塞ぐ




躊躇うこと な く

入って み る と

それは

誂えた よう に

ぴったり で

         何 か

         遠 く

     生まれる 以前

           の

         記 憶

           が

       呼びかけて

         い る

         よ う

           だ





            かつて お前 は

            虫 で あった

            かつて お前 は

            花 で あった

            かつて お前 は

            獣 で あり

            かつて お前 は

            小動物 で あった

            そして 

            かつて お前 は

            人間 で あった






   様々 な 場面

         が

    何十 何百 何千 何万 何億

              の

      絵             と

           な っ て


   網膜 の 裏側 に 散って い る






               どれも これも

               知って い る

               どれも これも

               「 自 分 」




               獣 と なって

                 小動物 を

               喰ら い

               小動物となって

                   虫 を

               喰ら い

               虫 と なって

                   花 の

               蜜 を 吸 い

               花 と なって

                   病室の

               窓際を 黄色く

                 照らし た






               そ

               し

               て

               「人」 で あったころ

               獣 を 喰らい

               虫 を 撮り

               花 を 愛でて

               過ごした 日々

               それ を

               幸せ と

               呼べるの か






                      抜け殻

                        の

                        中

                  ザワメキ 始め

                  落ち着かな い

                      振 動

                        が

                  体 を 揺する




                  お前 は 何 と

                       し て

                  生まれたいの か



                  お前 は 何 と
 
                       し て

                  死にたい の か



        誰かの 尋ねる 声 が する

                


           答えよう と す る

                    喉

                    を

                   円い

                    球

                    が

                    塞

                    ぐ











昨日、体調不良のため。病院へ行きました。母が入院する前あたりから、いろいろ忙しく、入院してからも諸々の手続きだの、担当医との面接など、休む間もなく過ごしていました。
で、今朝、起きたら頭痛およびふらつきがひどい(ーー;)

家庭用の血圧測定器で計ってみると、いつもより30も血圧が高い!
もともと低血圧なのに、「ばりばり元気な人です」並に血圧がある!

びっくりして、同居人に病院へ連れていってもらいました。

病院で気づきました。

ハイソックスタイプのストッキング、左右の柄が違う!!

ダイヤ柄 と リボン柄 でした!!

あ~、さらに血圧あがりそう(^_^.)

さて、先生の診断ではストレスによる一過性の高血圧とのこと。とりあえず、精神安定剤もらってきました。昼、夜飲んだら、血圧はもう正常に戻りました(^_^)/


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村         




 

閉じられた『 』



    メビウスの                輪の よう に

 内側 へ も         ∞            外側 へ も


    自由 に 行き来          できる 道







          綺麗な リボン の 形 に 整えて

          真ん中 に は 破線 を 引こ う






 お利口な つま先

        は

   破線 の 上

        を

        器用 に 歩 き

        踏み外 す

        と

        いうこと

        を

        知らな い






             タン タタ タン

             タン タタ タン



             軽やか な

             リズム で



             タン タタ タン

             タン タタ タン



             ステップ を 踏む




                     お利口 な つま先

                     は

                     道 の 外

                     の 景色 も
                    
                     中 の 景色

                     も

                     すべて すべて

                     覚えて い る





            ここ から 3歩目

                   で

                   薬局

          薬局 から 10歩目

                  で

                 郵便局

           郵便局 から 36歩目

                    で

                    公園


           タン タタ タン


                 タン タタ タン


             ステップ を 踏 む


       数えなが ら 歩く 道

             
                この 先 には 駅

                         が あって


           駅 の 先 には

       
              パン屋 が あって


         タン タタ タン

                       
                       タン タタ タン






しかし

お利口 な つま先

        は

自分 の 家 を

知らな い

        いつから その 輪

                の 中 にいて

        いつから 歩き 初めて

                いる の か

            それも 思いだせ は

                  しな い

       


                      一刻 と 休む

                      こと 

                      許され ず

                      永遠 の

                      ステップ

                      を

                   永遠 に

                  見慣れ た

                 景色 の 中

                踏んで い る




                つま先 が 破れ

                鮮やか な 色

                に

                染まる まで






     人 が

     それを

      狂気

       と

      呼ぶ

       の

       か




            狂気

            が

            それを

           「人」

            と

            呼ぶ の 

            か


      

       閉じられた 輪 の 中


              答え が

  
            ゆっくり と


               行き来

       
                して

       
                 い


                 る









またまたJRネタで(^_^;)
先日、電車に乗ったとき、ドア際に立ちました。
割と空いている電車だったので、ドアでは無く後ろ(座席の横)に寄っかかりながら本を読んでいました。
そして、駅に着き、降りようとしたら、

降りれない。

体が動かない!

何かに固定されている!!

振り向くと傘が。
座席の横に傘を引っかけている人がいて、その傘の柄が 私のコートのベルト に、見事に引っかかっていました^^;
さりげなく傘を持ち上げ、さりげなく傘を元に戻し、さりげなく降車したのでした。

世の中、何があるかわかりません(ーー;)


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村         
               

                 

      

        

続きを読む

捩れた六十進法

雨音 を 初めて

 「うるさい」 と 感じた





    振り子時計は は 今

    真逆 の 位置 で

    時 を 止めて いる

          ら しい




   ねじれ の 位置 から

        
       こちら の 方


             へ

   早く 時 を 戻し て

         もらお う


             と

      振り子 を 掴む






             振り子 は 妙 に

             重たく また

             艶やか で

             掴んだ その 手を

             覆い 隠す 長い

             毛足

             その 中 を


             ま さ ぐ る

 
             時 の 芯 

             を

             求め て




    決して リズム を

    外さ ぬ

    この 六十進法


 

      この 六十進法 の リズム

        に 揺られ なが ら

          なだらか な

            そして とき に

              急 な

                マイナス勾配 の

                  直線上 を 歩い て

                    い る

                      「0」 に 行きつくまで

                         歩いて い る






              ところ が 今

           真逆 の ねじれ の 位置

               の な か




           「0」 が 足元 に ある

               ら し い



           距離 が 非常 に 近 い


               ら し い


           昨日まで 気配も 無かった


               存 在 が




     


   今 一度 雨音 を 聞き

   「うるさい」 と 感じた

   耳 

   を 両手 で 塞ぎ


               叫び ながら

               しゃがみ込み

               振り子 を

               掴んだ 手

               を

               放 す




振り子 が 捩れて いく

      捩れ  

          捩れ て  いく

          捩れて 一本 の 糸

      と なり

      キリキリ と・・・・・・・






               急回転

                 で

                 ほぐれ て

               行 く

                 と き


               長 い 毛足

                 に 絡まって

               い た


                 昔 の 写真

                 重い 繰り言

                 下品な 嬌声

                 無言の 喧嘩

                 無用な 物質

  
               す   べ   て



            吹 き 飛 ば さ れ て  行 く



               雨   の   中   へ






          

           今



           雨音 が 

         
            
           柔かく

          
           時



           を



           刻 む
               









土曜日、JRで出かけました。上りのエスカレーターに乗ったときのこと。
エスカレーターは一人しか乗れない狭い幅でした。
私の目の前には若い女の子、若い女の子の前は男の子。男の子は振り返っては女の子にキスしてました。
まあ、ここまでは割と見慣れた光景だし、気持ちよくはないけれど許容範囲かなと思っていた矢先、
私の真後ろから男性の歌声が聞こえました。
すごく上手い!洋楽を歌っている!思わず聞き耳をたてると、

讃美歌らしい!!!

どんな人?でも、振り返るのは怖い。
でも、好奇心は捨てきれず、エスカレーターを降りたとき一歩後ろに下がって男の人が通り過ぎるのを確認。

ださいジャンバーを着た中年の小太りのおじさん!!!

おまけに子連れ!!!

とってもシュールなエスカレーターでしたm(__)m 




今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

自浄の過程

みかん・・・

   
   蜜柑 は どこ です か・・・


     喋る こと も

      食べる こと も

       できなく なった


        薄い 唇

        が

        白い 平面 の 上

        を

        なぞる






              ノドガ カワキ マシタ

              ト テ モ

              ノドガ カワキ マシタ



       電報 の ような 

       書置き を

       クレゾール の

       洗面器 に 滑らせ て

       一文字 一文字

       無菌 に

       し た

       の ち

       ゴム手袋 で 掬い上 げ

       元 の 通り
  
       に
       
       な ら べ て い く






  黒い 画面 に は

   様々 な 波形

     様々 な 数字

    様々 な 文字

    
       表れて は 

          消え 


 表れて は 消え

    書置き の 文字 に

       意味 を 与え


            よう


               と


         努めて いる







               管 を 一滴 ずつ

               したたり 落ちる

               液 体

               は

               その 喉
 
               を 潤す という

               わけ では

               なく


 
               波形 や 数字 アルイハ

               文字

               を

               湿らせ て

               緩やかな 膨らみ

               を 持たせる ことに

               より
               
               存在 を 具現化

               させ る



    



 
        『 蜜柑 ・ ・ ・ どこから 採って こよう か
               この ハナミズキ の 季節に ・ ・ ・ 』




          急速 に 吸い込まれて 行きそうな

          その 姿
          
          おしとどめる ため
          
          まやかしではない 本物 の 蜜柑

          得るめ に

          白い ガーゼ

          水 で 濡ら し






薄く 青く

紙 の ように 毛羽立った

唇 に

押し当てた

 

             その 瞬間

             唇 が 微かに 動き

             何事 か を

             伝えようと した の か



    瞼 の 薄い 皮膚 

    細かく 痙攣し

    毛細血管 

    から

    血 が 引いて

    ど こ へ い く の か ・ ・ ・




    己 が 欲した もの

    潤す ため

    限り なく この 世界

    抱擁 する ため

    今一度 起き上がり

    切ない もの 全て

    胸に 掻き抱き 愛撫 する ため




            血液 を 


            てのひら

              
               に

            集  め


              ノド


               を


               潤

               そ

               う

               か











先日の同居人の風呂上り後の一言です!

「 温かくて、おいしかったよ!!! 」

あ~、お風呂食べちゃったのですか(^_^;)
お腹壊さなくて良かったね(ーー;)


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
      


水の遍歴

黒い 足 が

なだらかな 曲線 の

木で できた 鍵盤 を

静か に

踏み込む  と き




        カサブランカ に 包まれた

        男 の

        顔

        は

        一切 の

        精気 を 失った

        置物

        の

        ように 瞑目

        して い る



        か



        の

        ようで は あった

        が

     
        一瞬 眉間 に

        走る 皺 が

        男 の 落ち着かない

        気持ち

        を

        露呈 させ る






黒い 足 の 女



小さく 声 を 出して

「リズム」 を とって

い た




      ンマ  ンマ





   魚 が


      空気中

         で 呼吸


             している

                 かのよう






       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







             い や

             こ こ   は

             水 底

               な

               の

               か








      木製 の 黒い 鍵盤  も

      カサブランカ の 白い 花  も

      男  も

      女  も



      水 の 底

      で



   

      果てない 儀式

      を

      続けて い る

            の

       だろう  か






              女 の 口

              か ら

              気泡 が

              上が る



     
              男 の 輪郭

              が

              揺らぎ はじめ  た



                    

                        カサブランカ

                        は

                        水草 の ように

                       さわさわ    と

                      そ よ ぎ  始め

                     木 の 鍵盤

                    は いつし   か


                  波 に 乗って

                流木 と なり

               はじめ



           全て の 景色 

         が

        頼り 無く

       とりとめない もの へ  と

      はかな く

     つかみどころ の ない もの  へ 



            と




     朧 な 世界

     が

     水底 か ら

     じわ り と


    

     溢れ 出す とき




          長かった

     
          儀式

         
          は


          終わ り


  男 も 女 も

  それぞれ の 

  居場所  へ

  と

  一言 の 言葉

  も

  交わす こと なく

  戻って

  行 く






              立ち上がっ て

              見れ ば

              そこ に

              は

              乾い た

              砂


         
              乾い た

              白 い

              砂

      
              数 粒

              あ
              る
              の


              み
                











小さかった頃の暴露話です(^_^;)
近くにケーキ屋さんがオープンしました。親からはアップルパイをホールで勝って来いとの言いつけ。
実家ではクリームは体に害だということで、なかなか食べさせてもらえなかったのです。
だから、ケーキ類は良くてアップルパイがたまに食べられる程度、この日は親のご機嫌が良かったのでしょう。
弟とともに買い物の列に並んでいるうちに、無性にシュークリームが食べたくなりました。

心底クリームに飢えていると思いました。

弟にそっと耳打ちをしました。

「アップルパイは売り切れだったということにしよう。」

神妙に頷く弟。
弟もクリームに飢えていた
のだと思います。

澄ました顔でシュークリームを買って、澄ました顔で「アップルパイは売り切れだった!」と言い、澄ました顔で食べた、シュークリーム、美味しかった\(^o^)/です!!

現在ではそんな姑息なことはしません。食べたいものは食べたい!とハッキリ言っています(^^ゞ


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

月遊び

カツーン   カツーン

と 廊下 を

叩く




あの 角 を 曲がった あたり

そこか ら



 は

  響い て

 
      い る





      建物 の 隅々 に 

              は

      微細 な 振動 が

            はしり

      それは   まるで

      無機物 の 身震い

            のよう




            鉄筋コンクリート の 柱

                       が

            感じた

            寒気


            鉄骨 の すじかい 

                    が

            感じた

            悪寒






         カツーン       カツーン


         と 廊下 を 叩く






         
         歩数 を 音

         に 合わせて

         し ず か な

         行進

         が

         始ま る






   受け入れ られた 者

   受け入れ られなかった 者

   加え られた 者

   加え られなかった 者

   付け られた 者

   付け られなかった 者

   受け入れる べし と 判断 した 者

   拒絶 スべし と 判断 した 者

   加える べし と 判断 した 者

   除く べし と 判断 した 者

   付ける べし と 判断 した 者

   外す べし と 判断 した 者


全て の 者 たち



歩数 を 音 に 合わせ



正確 な リズム で

歩いて

行く




     カツーン     カツーン




広く 長い 廊下



整列した   顔 顔 顔

一様に

眼前 の 空き地 を

網膜 に 写し

揺らぐ

ことな く

屹立 して い る






        叩く 音

        を

        合図 と して

        一人

        ストン

        と

        窓 から 落ちる




        カツーン

        と

        鳴れば また 一人




        カツーン     カツーン




        と 

        無人 に なるま で

        廊下 を 叩く

        音

        は

        続く






   無人 に なった

   ビルディング

   肩 を 震わせ 

   笑って い た





            真正面 に は

            春  の  月






       指 を 折って

          倒れて いる 人

       またぎ なが ら

          数 を

          数える


          裸足の


            踵










私はいつもちゃぶ台の前に丸まって、いろいろなことをやっています。
例えばPCをしたり、本を読んだり、終わらなかった仕事をしたり、新聞を読んだり・・・ちゃぶ台が無い生活なんて考えられない!
というほどではありませんが、かなり生活の一部です。

おととい、いつものように丸まっていましたら、同居人がいきなり、

CCレモン?

と言いました。

CCレモンって何?と私。

えっ、CCレモンって何?と同居人。

これじゃあ禅問答(ーー;)

私:「さっき、CCレモンって言ったよね。」
同居人:「さっき、詩書いてるの?って言ったの。」

あ~、そうでしたか(^_^;)

いつもながらの平和な我が家ですm(__)m


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

桜狂い

ドアノブ が

内側 から

     そっと

回され て


吹き込んで く る

     涼しい 風



        季節 が とうとう 巡った の か




 『 白い 小さな 指先

   ほぐして いる

   レンゲソウ


   柔かい かかと

   踏んで いる

   シロツメクサ

   
   土手 いっぱい

   ムラサキダイコン の 花 』





 
それらを 遠景 に 見つつ

ドアノブ を 回した

「誰か」 に

語りかけてい る

飽くことなく

語りかけてい る






         その声 を 聞きながら

         揺り椅子 に  座 り

           
           レース を 編もう



      
         生成り の 糸 に

         銀 の 鉤

                 を

         引っかけ て

         編み上げて い く

         多角形 の

         歪んだ モチーフ




         日なが 一日

         サイレン の 声

                で

         歌い ながら

         編み 上げていく

         しなやか で

         透明 な モチーフ






         編みあがった 端 か ら

   
              部屋 の あちら こちら

          に 

                吊るして

     行こ う か






                お前 も 手伝い たい

                       の かい

                それなら ば

                レンゲソウ にも

                シロツメクサにも

                さようなら  を

                お言 い




                       そして さあ

                  この 部屋 に 入って

                         沢山 の

                         モチーフ

          好きな ものを 

               好きな ところ へ

                      飾る が 良い



          何 の 決まり事 も 無い

          何 も 気にする 事 は無い


          お前 の 好きな ように

          お前 の 手 が 届 く


          と こ ろ

              に

          さあ!    できるだけ

                 たくさ ん

                 お飾りよ!




ここに 座って

お前 の 飾り付け を

    眺めて いよう




ドア の 外

      何もかもが 大きすぎて

      あれじゃあ 尺度  が

      合い は  し な い



だから

この ドア の 内側 で

   お互い に

       身の丈 に 合った

           営み を し て

               行こう じゃ ない か



 


            ところで

            その モチーフ を 一つ

            体 に 巻きつけて

            ごら ん


        
            良く お似合い だ




            生成り の 糸

            が

            深紅 に

            染まって いくまで

            ゆっくり 時 を


               
                 待と う




            お前 の 白い 体

            ますます  白 く




            散って いく


                  桜


                  の

                  花びら


               見ている


          
 
                     ようだ









おとといの晩のこと。同居人の叫び声が聞こえました。

うお~!机のイスが!!!

はっ?机のイスって何?同居人の頭も春?
と、声の方を見ると、折りたたみ式の座卓の脚が折れていました。

それは、机のあしね。

と、念を押した次第です(^_^;)
咄嗟のことに、言い間違えたとか。幼稚園児でも知っている言葉なので、正確に言ってほしかった・・・。

今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

水 の さなぎ

きれいな 紡錘形 の

 重たい 蕾

         を

 いくつ か

要 で 綴じて いる




    蕾 は 緑 で

    その 中 の 色

    伺い 知る こと

           は

    で き な い



             

           一 つ だけ と

           許し を 請うて

           要 に 手をやり

           螺子 を 抜 く


   
 
    垂直 に 落下 して い く

    花 の さなぎ

    手 で 受け止め て

    重さ を 確か め

    そっと

    机 に

    立たせ て  み る






それは 季節 を 知らず



籠って いっ た

         なみだ






         外 の 世界 と

         隔てられ て


    人工 の 社会 の 中

              で

    人工 の 太陽 を浴び

    人工 の 水 与えられ

              た

    人工 の 涙の さなぎ






そっと つついて 

    みよ う


表面張力 で 保たれて

        い た

       バランス

          が

       微か に

       崩れ て




一筋 の 涙

さなぎ の形

 な ぞ り ながら

机 の 上 に

 ながれ て おちた




          何色 だった の か
          知る 由 も 無 し




     夜 に なると

         さなぎ
 
           は

      ぼんやり と

      発光 し

      生きて いる

           と

      控え目な主張

           を

         す る



      朝に なると

      さなぎ は

      黙り 込 み

      息を 殺して

      気配 を隠す







それを 見守って いた 大きな 瞳

  一日 一日 さなぎ が 育って いくの を

ただ 見つめて い た






ある日 さなぎ に 亀裂 入り

 生まれ 出た もの

それは 無限 の 涙


大きな 瞳 の 無限 の 涙






蕾 を 潤し

蕾 は 硬い

殻 を 破り



花 の いろ

見えた 

ような

水底

で 



揺らぐ









今日の詩のお題に「蛹」と入っていたからかどうか・・・こんなことを思い出しました。
小さいころ、うちの周りは男の子ばかりで、私の遊びはことごとく男の子色に染まっていました。
夏になると何人かでつるんで虫取りにも行きました。

あれは、たしか2学年ほど上の男の子。

うまい棒を片手に、捕まえた大きなカマキリを片手に

そして、一口かじって、

うおおおおおおおおおおお!!!!!!!

人とは思えない叫び声を発しました。
そうです。
間違えてしまったのです。
どんな味がしたかなんて、だれも聞けませんでした。


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

核・・・表裏


 開けること が できない

    擦り硝子 の 重い

            扉

          越 し



 男 と 女

         の 声が

    聞こえ る




 女 の 声

      は

       弱弱し く 

          笑って いる

      よう でも あり

       か細 く

       さめざめ と

          泣いて いる

      よう でも ある




 男 の 声

     は

     低く 低く

     女 を なだめて いる

    よう でも あり

     女 の 話
   
     と は  無縁 な 戯言

     を 繰り返し 繰り返し

     語って いる 

    よう でも ある






        扉に ぴたりと 耳を つけて
                 男 と 女
                の 語り合う
                    こと
        聞き取りたい       と




        そこに 原点 が ある から
        そこが 世界 の 核 だから
        そこが 求心 の 中心だから




  なのに

     言葉 らしい もの は

        何 も 聞き とれず




 扉 の 隙間 から

    そっと 影 に なって

      入り込 み

        天井 に 貼り付いて

 部屋 を 見下ろす




 陽炎 の ような

 【人型】

 揺らぎ ながら 

 音 を 発して い る




      フ、フ、フ、フ、    フ、フ、フ、フ、

      コ、コ、コ、コ、    コ、コ、コ、コ、


      ホ、ホ、ホ、ホ、    ホ、ホ、ホ、ホ、

      カ、カ、カ、カ、    カ、カ、カ、カ、



 
 映した 景色

 残した 音調

 感じた 触感

 一杯 詰め込んで

 戻って くる こちら 側


 ポケット から 一つ ずつ

 ピース を 取出 し

 上着 も  シャツ も

 ズボン も  コート も

 すべて ひっくり返して

 空っぽ に


      なった 


          こ ろ


 外 は 暗闇






       丸い 顔 の 盲目


            の 老婆

       
                が


       横笛 を 吹 き

              な
               
              がら


                宙 に


                浮 い て


                    い る









先日、コンビニでヨーグルトを買いました。スプーンをお付けしますか?と聞かれ「お願いします」と。

家に帰って、スプーンの封を開けてみますと、 2本スプーンが入って いました。

個包装の飴玉に2個、飴が入っているのはたまにありましたが、スプーン2本ははじめて(^_^;)
得した気にも損した気にもならない・・・なんとも締りが無いお話でございますm(__)m

今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
 
   

      
     

続きを読む

つむじ風の刻印

         空が だんだん 

     高くな り

 空気 の 密度 は


       薄くな り


  意識 の 壁 を

   
           擦りぬけ て


  小さな    竜巻


       巻き

         上


          げ

           る





  竜巻 の しっぽ

    掴める か


 そのとき

   風 が こちら

    を   吸い込む


      か

 こちら が 風 に


    吸い込まれる


       か





  どちらに

     したって 風

と 一体 に なれり


思う まま   自由 に

  あ ち ら こ ち ら

     吹き抜け

 る





     悔しかった あの子 の 髪の毛

     悲しかった あの子 の スカート

     恐ろしかった あの男 の 靴紐

     聞きたく 無かった 雑音

     見たく 無かった 事故現場

     語りたく 無かった 最後 の 本音





何もかも


     何もかも


   ごちゃまぜ   に 


             吹き上げ て

    まぜこぜ に  吹き


       よ せ て


   ちりぢり に  吹き 散らして


        や ろ う !






もう 体 も 邪魔 だから

  散らして しまって 良い か ら


自分 を 超える

ただ 一度 の 試み

自分 を 越えて

自分 を 破る

そのとき の

悲鳴 を

雄叫び を




       永遠 の 刻印 【 こ く い ん 】


として

耳 に 刻み つけ



おくが よい




たった一度 の こと だから

これで最後 の こと だから


【聞き 逃す な】

【聞き 漏らす な】






       夜空 から 灰


             が

           降って


            くる




           顔 を

           手 を

           体 を


       汚しな が ら



             灰

             が

       降って く る




       ひとひら の 灰

       消える 前 に 囁こう

               とした

            己 の 来歴




   それを 押しとどめ て

   
      灰 を 被り な が ら


        黒い 涙 流し


   夜空 見上げる




         薄い 空気 が


            今日 も


            呼吸 を

 
            奪っ て


             い く











先日、駅の階段を上っていたら、足首が何かに挟まれて激痛が走りました。
激痛が走るだけではない、足首が何かと階段に挟まれて動けない(汗)

振り返ると、キャリーバッグと階段に私の足は挟まれていたのです。

「ごめんなさい」
と言われ、条件反射で
「大丈夫です」
と言って、見上げると、

そこには光り輝くばかりのイケメン白人男性が笑顔でいました。

うっ、うっ、外人だからって、イケメンだからって、許したわけじゃないんだぞ!
私は謝られると、誰でも許しちゃうんだからな!

と、言い訳したいほどに自信満々のドヤ顔で立っていた20代とおぼしき日本語達者な外人さんでした。

とっても複雑な気分でした(ーー;)


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。
よろしくお願いいたしますm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

乖離しない記憶

 遠い 声 で 歌って いた よ

  近く で 聞きたかったの か い?


 そうじゃない よ

 懐かしかった か ら

 



  そんな 小さな お嬢ちゃんに

  懐かしい 思い出  なん て

  無 い   だろう に ね

  何 か   夢 でも 見て

           いた の

            だろう






乳母車 で 赤ん坊 は バイバイ を し


道行く 人たちに 知った 顔 は 無 い






        どこから ついてきたのだい
   
        お前

        寂しくなんか ない し

        悲しくなんか ない し

        怒っているわけでもない

        怖い なんてそんなわけ

              でも ない




        感情 なんて とうの 昔 に

        捨てさせ られ た


        
        だから 独り で 歩けるのに
   
        だから 独り で 眠れるのに

        一人分 の スペース だ け

        もらえる な ら ば そこで

        一晩中でも 吠えて みせよう

        夜が明ける ま で よっぴき

                   吠えて

                   みせて

                   やろう






 そうでは 無い よ

   そうでは 無いんだ よ


     独り が 良い とか 悪い とか

    
      思い出話 が 良い とか 悪い とか


        歌 を 聞く の が 良い とか 悪い とか



 そんな ことは 言っては いない

   吠えて くれ なんて 頼まれても

        言わないさ ね





ただ お前

   あまり 速く 歩き

      過ぎる と 後で

             きっと 辛く なる


だから ゆっくり お歩き よ






老人とも 子どもとも

つかない 

丸い 顔 が

逆光 の 中

黒く 浮かんで い る





       力 の 限 り

       走って 走って 走って 走って

       息 が 上がり

       心臓 が 踊る

       くらい

       走って 走って 走って 走って

       走って 走って 走って 走って・・・

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       自分 一人 の 場所 へ

         駆け込 む   瞬間







          首筋 を 昔馴染み

                  の

                体 臭

                  が

                撫でる

                  

                  背
                   筋

                 粟

                   立ち


                  顔

                   が

                 腫れ

                 

                  上がる




                


               


                   









昔、父の知り合いが車を車検に出したときのこと。戻ってきた車で出かけ、音楽をかけようとスイッチを入れると、

なぜか、フロントガラスのに水(洗剤?)がパッパッと出てワイパーがシャッシャッと動く。そこで、フロントガラスのお掃除のボタンを押すと、

音楽が流れた・・・そうでございます。

嘘のような本当の話(^_^;)

今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

後始末

 お前 は 気が利く の かね

              と

    真っ直ぐ な 老婆 が


        真顔 で 問う

             とき






脳幹 から 体 の 細部 隅々

   いたる ところ まで


指令  が 行き渡 る



  伏せて いた 顔

         を

      くい と

      あげ て


  
  ぼんやり させて

        いた

       瞳 を

       キリリ

         と

       開 く





          老婆 に 対峙して 頷く


私は 気 が 利きま す 

           と



   真っ直ぐ な 老婆 は

      若々しい 腰 を

           ひねり


   後ろ手 に 茶筒  を

        掴み と る


             私の 前に 茶筒を 置いて


             言う


        この 中 に 何 が 入って いるか

                  言って ごらんよ






         
  
           私 は 茶筒 に 瞳を 落とし

           考え て み る

           老婆 が 望んで いる こと

           老婆 が 考えて いる こと

           老婆 が したがっていうこと

           老婆 の 欲求

           老婆 の 欲望





     私は 茶筒 に は

          触れ ず

     膝に 手を 置いた

           ま ま

     真っ直ぐな 若 い

           老 婆

             に

           言 う






           この 中身 は わかりませ ん


             ただ 私には 決められない 


                あなた に だけ 与えら れ


                    あなた に だけ 決められる も の






      真っ直ぐ な 若い 老婆 は なるほど お前 は 気が利く ね

      と ニタリ と 笑い                そのま ま

      カクン と 首 を 落とす






 私は 老婆の 後ろ に 回り

               彼女 を 引きずり

               茶筒 の 蓋

               を

               ポン と

               開け て




               彼女 を きれい に

               畳んで しま う



               一瞬


               誰か


               の声


               笑い


               みみ


               の横


               歩い


               てた









同居人が朝ごはんを食べているときに、いきなり「あっ!」と声をあげました。
何?何?と聞くと、
「コップの水をこぼした」と。
なのに、同居人は動こうとしません。
「早く、ティッシュなり、布巾なりで拭いてよ!」

と拭きながら、何が起こったのかを聞くと、
立とうとして、私のノートブックのコードに足の人差し指と小中指の間をひっかけたそうです。なんで、そんなところひっかけるの?

その数分後。

「iPhoneが濡れてるよ」

私のiPhone 防水かどうかわからないのよ!早く拭いてよ!!
駄目にならないで良かったiPhone。
駄目になっていたら、今頃、同居人を叩きだしていたかもしれません(^_^;)
今日もここまで読んでくださった方ありがとうございました。
良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

シャボン玉の中の記憶

この 狭い 部屋 の 中 の

  この 木 の 板



産まれる 前 から

  馴染み が ある




     涼しく 心地よい 風

     撫でるよう 吹き込み

     
     いつも

     何か 考えて い た

     小さな 瞳 を

     そっと 

     ふさいで 行ったっけ






        どこにいるのか分からなくなり
        だれといるのか分からなくなり




     突然の 心細さ に

     なみだ が 堰 を 切った

     と き




             風 は 涙 を

             シャボン玉 に 変えて

 
                七色 の

              プ リ ズ ム


         部屋 の なか を プカプカ 

               
               浮いて いた






  そう 木の椅子も ありました ね

  細い 背中 を 丸め て

  何や ら  綴って いた




  そして 

  沢山 の 本

  アンダーライン が

  赤 や 青 で 色 鮮やか

  に





        そこで 私は

        産まれました


        そこで 私は

        育ち ました

 
        そこで 私は

        父 に なり


        そこで 私は

        母 に なり


        そこで 私は

        生涯を閉じて

        行こう  と

        思う のです






 シャボン玉 ひなが 一日 吹きながら


   擦り硝子 越し の 光 

    
   に 当て て   部屋


   の 中 を  七色 の


   プ リ ズ ム   で

   
   埋 め 尽 く し




            もう

            どこに

            なにが

            あるか


            もう

            どこに

            だれが

            いるか


            そんな

            ことは

           すっかり

            分から
 
             ない

            くらい



   眩しい           眩しい


        眩しい

                        まぶしい

           マ  ブ  シ  イ


       
   
        光 を

          集めて

          集めて

          集めて


        わが身 を


          隠し て


            し ま う


              の


                で す


         だ か ら

             



SO


LONG

















昨日、N-DANCEのことを書きました。
そのときのことです。北朝鮮って英語で何て言うのかな?との私の質問に同居人が、

グルグル検索にかけてみれば」と言いました。

へっ?グルグル検索にかけるの?」私の頭の中にはグルグル回るミキサーのような物が浮かんでいました。

同居人は呆れ顔で、 「グーグル検索!!」

話のオチ、読む前に分かったような文章ですみませんでしたm(__)m


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
どこか良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
        

花散るころに・・・

 気狂い めいた

   
    つま先 に

  情熱的 な キス を して




手品 の 鳩 を

  逃がす よう に

    そっと 手を 離して やる





        桜吹雪

          花吹雪

           立ち狂う 風 任せ




  赤い つま先 は

    宙 の 階段 を 駆けのぼり

  あっと 言う間に

       その 姿 を 隠す




              風 が 止む

            花びら 一枚 も

               散らな い

               そよがない

               微動だ に

                しな い




 固定 された 景色


   不透明 な アクリル板 に

          写し取っ て

          永遠 の 時

               を

             望 む



         し  か  し



               望んだ ところ で

                 色 は 移 り

                 香 は 去って


                 今




            残って い る

             一枚 の 絵

       ここに 凝縮 さ れ た

         は じ け る  命


            に

            向か い




 手 を 伸ばして  ごらん

     触れられる か い

    触れられない か い




       どこか で

階段 を 駆け登る 音

   
       してい る





       それは あのときの

       気狂いめい た

       赤 い

       つま先 なの か




       手繰り寄せ て

       縋り付い て

       もう 一度

       熱く 熱く

       接吻

       を

       させて くれ る

           つま 先

           なの か






 逃げて いった 体温

 手のひら に 残 る


 そ の  温かさ

 の

 中心

   に

    桜


     の


      花びら

       
         一枚


           フワリ

          
              と

          
               おさまる






       その 花びら 抱きしめて


       胸 の 底 から


       丸み を 帯びた

  
       液体


       堰を 切って


       溢 れ


       出 す









先日、同居人と出かけたときのことです。
同居人が嫌にチョコチョコ歩いているのです。何やってるの?と聞くと、歩幅を合わせてみたとのこと。
え~え~、私は短足ですよ!と怒りながら、ふっと、
北朝鮮の軍隊の人たちの行進ってすごいよね~という話になりました。
で、あの人たちが一斉にダンスしたらすごくない?ということになりました。

「すごい!K-POPよりすごい!」

「N-DANCE、世界中で大ブレークするかも!!」  (N=NORTH KOREA)

でも、将軍様の前でしか踊らないかも(ーー;)


今日もここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってくださいm(__)m




にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
     




      

His life

 

 黒い 天鵞絨 の 服 を 着た


              老爺

               が


 色とりどり の 春 

         を

         束

         に

         し

 て



      目の前 を 歩いて いる





黄色 は 少年時代

        の

若々しく 伸びやか

        な

       肢体


    恋に 溺れ

    海に 溺れ




  それでも 輝き

      失せる

       こと

    無かった時




         赤 は 青年 の 時代

  
              逞しく 漲る

                  肢体


              恋 を 掴み

             世界 を 掴み


        それでも 押し潰される事

            なかたった 時代




                    臙脂 は 年老いてから の

                      熟成され 緩んだ 肢体


                            背中 から

                         一つ 一つ 荷物

                                を 

                            取り出 し


                       あるべき ところ へ

                          置いて いった


                       何とも 軽やかな 時




  老爺 は ふっと 見えなく なる


  さっき  まで 目の前 に いた


  ・・・・・・・・・・・・・・・・


  闇 の 中 の 闇 の 扉






 老爺 は 部屋 に 戻る と

 天鵞絨 の コート 

 を

 脱 ぎ



 青い パジャマ に 着替え 


       ひとつ 長 い


       溜 息   を

           漏らす




      それから ベッド に 腰 を かけ

          
      春 の 束

      そっと そっと そっと

                 ばらかし

      枕元 の ゴミ箱 に 

                 丁寧 に

                 しま う




黄色い ゆり や 赤い チューリップ、 臙脂の 薔薇



思い思い の 姿勢



まま で

ぼんやり 輝いて いる

発光 して いる




     老爺 は

     ゴミ箱 の 中 から

     霞草 幾本 か 抜き取り

     枕元 に 飾る


     されば


     安堵 の 息 吐き出して

     闇 の 枕 に

     頭 を 沈め 


              深 い

              眠 り

                に

             落ち て


              行 く


    
                 初春 の 一日










ブロ友のHMOさんのところで迷惑メールが話題になっていました。
私のところへは、

「無料」マックカードのお知らせ
「現金3000円相当」当選のお知らせ
「海外旅行1000組様」無料招待
「無料」ハーゲンダッツ券

などというメールが毎日来るようになっています。
いずれも
当選確認フォームへ行き、キーワード「お得」とか「旅」とかを入力しろとのこと。
いずれも1000人になり次第、締め切りますよ~♪という歌い文句がついています。
マックカードは1000円分だったけれど、海外旅行はエステ付、ただし18歳以上。
景品のこの差はなんなんだ?

送り主は「nekocatasa」さん。

始めは猫関連のものだとず~っと思っていました(^_^;)
毎日、1000人の方に気前の良いプレゼントをして、現代版「ネズミ小僧」かしら・・・なんてわけないか(笑)

今日もお付き合いいただきました方、ありがとうございました。
少しでも気に入って頂けましたら、下のアヒルとブログ村のバナーをクッリックしてやってくださいm(__)m



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村
         
          

       

  

お客様トラブルによる電車遅延のお知らせ ― 4月1日によせて

皆様、おはようございます。4月1日、朝6時のSBKニュース「おはようFc2」です。

ただ今、臨時ニュースが入って参りました。4月1日午前6時10分ころ、お客様トラブルが発生。中央分線「たかたのまま」駅では、現在の電車が動いていない模様です。
お客様トラブルの詳細は分かっておりませんが、駅員が収集につとめている模様。電車再開の目途はただ今、たっておりません。

繰り返します。
現在、中央分線「たかたのまま」でお客様トラブルが発生中。中央分線は全線で運転を見合わせている模様です。新しい情報が入り次第、お知らせいたします。





アヒルが電車に乗ってきた

満員電車に乗ってきた

ワラワラ ワラワラ 乗ってきた


あ~、水かきを 踏まないで 踏まないで

踏まないで~

踏まないで~

踏まないで~

の 大合唱!!!



一人の人間 立ち上がり

アヒルを 一括して言うに

何だ 君たち 失敬な!

ガアー ガアー ガアー ガアー

うるさいぞ!!!



アヒルの中にも 勇者あり

一羽 前に 飛び出して

親父の顔を つつきけり

あ~ つつきけり

つつきけり



それを境に 電車の中は

老若男女

人類鳥類 入り乱れ

てんやわんや の 大騒ぎ~

大騒ぎ~


BAD COMUNICATION!!!!!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
良いところがありましたら、下のアヒルさんとブログ村のバナーをクリックしてやってください。
(このアヒルは乱闘には加わっていない、良いアヒルさんです(^_^;))



にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村


プロフィール

suffii

Author:suffii
文学少女でした。
現在は本を読むより、音楽を聴くほうが多いです。
好きなのはロック。
昨年よりボイストレーニングとエレキギターの練習を始めました。
気ままに書く詩や日常の忘備録です。

趣味ですが、文字に触れること、音に触れること以外に着物を着ることが大好きです。
伝統にのっとりきちんと着ることも好きですが、着崩す面白さにも最近、目覚めました。
着物にハイヒールでエレキ弾きます。


お時間があったら、覗いてみてください。

そんな奇特な方はいらっしゃらないとは思いますが、無断転載はご遠慮ください。

それから、できれば拍手をよろしくお願いします。
超初心者ですが、訪問してくださる方がいること、
とても励みになっています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
ブロとも一覧

7.143

DECA ナル絵

ライライ2

HMOの気ままな日常

よっくんうちゅうのたび

展示中。自作ラノベ&詩!!

Rhodesian diary (マークのポンコツ写真館)

LongGoodbye

また 吐いちゃった

ターボの○○な日々

~『けんたろう』のマイブログ~
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
4680位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]

405位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。