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循環

満ちる時

  緩やか な うねり

 シャップ  シャップ

シャップ  シャップ

    人 が 作った

         模造 の 岸辺


      文句 も 言わず

           潮 は 洗う

    シャップ  シャップ

       シャップ   シャップ



           陽 が 落ちて いく

             海 の 上 

         に 陽 が 落ちて 

                 い く






      細かく 砕いた ガラス

           何億 もの 破片

       様々 な 角度 

             を 持たせ

  海 の 上 ばら撒いて

         日没 の 光

             を 受けさせ よう

                   と




      紫色 に

        赤色 に

   緑色 に 

    青色 に




             シャップ   シャップ

       シャップ   シャップ




              海 は 揺れて

           暗く 輝く

          海は 揺れて

            黙って 輝く






     ~  ~  ~ 

                ~  ~  ~      

                            ~  ~  ~ 

                                          ~  ~  ~




   岸辺 に ゆっくり

   腰 降ろす とき

   時 も 満ち

   父 と 二人 並んで

   座った あの 窪み

   そこに 骨 を 埋めて ほしい

   と

   孤独 な 人 が 呟いた

   その 呟き を 拾い上げ


    
                  そっと

                  耳たぶ
                 
                  噛 む 時 に




           海 は 私 を 包み込み

              沖へ 沖へ と

            流し行 く

              ゆら ゆり 揺れて

              ゆり ゆら 揺らさ れ





      振り返ると

      もう

      岸 は 見えな い


   シャップ    シャップ


         シャップ     シャップ


        船板 を 叩く


            シャップ   シャップ

                    シャップ    シャップ

              波 の 音


     シャップ   シャップ

          シャップ    シャップ


        体 に 纏う

            海藻 の 揺らぎ



     私は 船底 に

         身 を 丸め


            胎児 の ように

             指 を 吸 う


            胎児 の ように

             目 を 閉じて

      
            胎児 の ように

              満たされ て


            胎児 の ように

              眠り ゆ く














 

                
            



小さかった頃、大人数で高知県の土佐に遊びに行ったことがあります。
すごく自然が残っているところで、お昼時になるとおばさんが「行ってきます」と釣竿しょって、人数分のお魚を釣ってくるようなところでした。

泊まった家の目の前には幅2mほどの枯れた川がありました。高さは7,8mだったと思います。
その川の対岸には木が鬱蒼と茂り、蝉がワンワン鳴いていました。

弟がどうしても蝉がほしいと言ったので、対岸の蝉を父と父の友人が二人がかりで採ることになりました。

そして、なぜか、

体格のがっしりした友人が捕虫網で対岸の蝉を採る係り、やせっぽちの父が友人を後ろから支える係りになったのです。

結果。

弟:「お姉ちゃん、パパとパパのお友達が川で寝てる!」
私:「川に水はないでしょ。お昼寝してるの?」
弟:「違う、なんか二人で寝てる!」
私:「・・・・・」

見に行ったら、二人とも枯れた川に落っこちていました。
そして救急車で麓の病院まで運ばれて、何事も無く宿まで帰ってきたのでした。

父は「おまえが蝉なんてほしいって言ったからだ!」と怒っていましたが、

私たちは、

役割分担間違えただけでしょ、ばっかみたいと、口には出さずとも一同思ったのでした。



ここまで読んでくださってありがとうございましたm(__)m
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おはようございます

suffii姐さん、おはようございます。

最後に胎児という言葉が出てくるからでしょうか、
胎内回帰という言葉が浮かびました。
与えられるだけで、何の不安もなかったあの頃に
戻りたいと思う気持ちもありつつ、これまでの苦労の
再現は嫌だというわがままな思い、困ったものです(笑)

セミは採っちゃだめですよ。
怪我がなくてよかったですね。
河原で転ぶと一大事ですからね。

No title

オジサマ、おはようございます。

胎児って生きているのに、記憶も感情も無い不思議なものですよね。かつて、自分がそうだったということが信じられません。
自分が胎児だったころのことを考えると、何かとっても不安定な気がするのです(笑)母親が若かったからかな~。だから、胎児に戻る、あるいは、進化するなばら、海のように途方もなく大きいものにゆっくりと揺すられていたい・・・そんな気になることがあります。

河原遊びは危険なのですねw知らなかった。
高知は良いところでした。
夜になると満天の星で、弟は怖がったほどでした。
(これは落とし噺に詳しくかきますね(^_^;))

コメントありがとうございました。

suffii
プロフィール

suffii

Author:suffii
文学少女でした。
現在は本を読むより、音楽を聴くほうが多いです。
好きなのはロック。
昨年よりボイストレーニングとエレキギターの練習を始めました。
気ままに書く詩や日常の忘備録です。

趣味ですが、文字に触れること、音に触れること以外に着物を着ることが大好きです。
伝統にのっとりきちんと着ることも好きですが、着崩す面白さにも最近、目覚めました。
着物にハイヒールでエレキ弾きます。


お時間があったら、覗いてみてください。

そんな奇特な方はいらっしゃらないとは思いますが、無断転載はご遠慮ください。

それから、できれば拍手をよろしくお願いします。
超初心者ですが、訪問してくださる方がいること、
とても励みになっています。

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